Monthly Column マンスリーコラム
私が伝えられる事〜過去の経験から学んだ事
初めまして。岩手キャリアコンサルタント研究会の理事の藤田と申します。まずは、前回第2回の無料キャリア相談会を担当した時の感想からお伝えしたいと思います。
第2回無料キャリア相談会に参加して
私が担当をした方は「一歩踏み出すための足掛かりが欲しいと考えている」とのことでした。
仕事に不満がある訳では無いが、これから先を見た時に今のままで良いのかの判断が付かず、一歩を踏み出せない様に受け止めました。
私はキャリアコンサルタントとして足りない点がまだまだありますが、できる範囲でのキャリアの形成、ステップアップについて話をさせて頂きました。
今回初めての参加でしたが、お一人お一人の相談事が違う中でも、役に立てる事が有ればキャリアコンサルタントとしての資格を活かして行きたいと思った日でした。
何故、キャリアコンサルタント資格を取ったのか
私は現役でサラリーマンをしており、特にキャリアコンサルタントの資格に興味が有った訳ではありません。そんな中でも、妻がボランティアで活動する関係先の方からお声がけを頂き、入学したての大学生を対象に「経験を踏まえてのお話」をさせて頂いておりました。
学生さんと話をする内に「知っている事や参考になる事があるならば伝えても良いかな」という思いでやってきました。
その後コロナ禍にはいり、時間もあることもあって、定年後は何をしようかと考えている時に、きっかけは妻が声を掛けられたことからですが、資格の内容を読んで私が受講する事にしました。
資格を取得した後の活動〜職業人講話から
私は今、年に4回「職業人講話」をさせて頂いております。
私が伝えられる事は、過去の経験から学んだ事です。1対1の面談では有りませんので、話は社会情勢や環境の変化について、そして訪れる超少子高齢化について予測発表されているデータをもとに話します。
また普段の生活では何となく知っているレベルから知っていて損は無い内容も交えながら、「今日より明日を良い日に」の題で話をさせて頂いております。
講話では、大きく分けて3つのテーマでお伝えしています
1、悩んだ時でも順調な時でも自分を見つめよう
2、常に「TRIAL AND ERROR」
3、始めた時がスタート(他人と比較しない)
また自身の経歴からも以下のようにお伝えしています。
新卒で入社した会社では「何が出来るか、出来そうか、何をしたいのか」を考える時でした。
その後最初に転職した会社では、バブル崩壊時の入社で、流通環境の変化が激しく、伝統産業も巻き込まれる中、お客様満足度や過去に捉われない事が必要である事を身に染みて感じ、海外の市場開拓にも挑戦させて頂きました。
そんな日々で自分を見つめるとともに、時代の変わり目だからやってみなければ正解は無い事に気づかされました。
自信を持つには自分を知る事が大事です。自分を知る事でその時代に置かれた環境下でも行動を起こす事が出来るのだと考えております。
不安が先立ち前に進む事に迷いがあるなら悩んでから進め、やってみてダメだったら何が駄目なのかに気付け、全体から見たら実はそんな事は問題では無いと伝えます。
終わりが無いから始めた時がスタート。それこそが、自分の人生なのだから。
今後について
私も、間もなくサラリーマン人生の終わりを迎えます。
今より時間を大切にして経験を積む事、キャリコンの資格を活かすのであれば頭でっかちにならぬ様に心に決め、ラストスパートを掛けたいと思っております。

藤田雅彦
1966年生まれ
出身:盛岡市
大学卒業後に東京で就職
5年後、一身上の都合で退職しUターン
依頼、転職を1度経験するも清酒製造・販売に携わる
コロナ期にキャリアコンサルタントの資格を取得
趣味:筋トレ。年1、2回出場(参加)する「盛岡さんさ踊り」